こんにちは。
鍼灸整体院Good Fortune 院長の原田です。
先週のコラムでは、残暑の疲れが「秋バテ」となり、自律神経を乱している可能性があることをお伝えしました。 今週は、秋バテで疲れた体を回復させるための、ご自宅でできるセルフケアについてお話しします。
「睡眠」と「食事」がカギを握る理由
「疲れた時は寝るのが一番」とよく言われますが、秋バテによる自律神経の乱れは、その大切な睡眠の質を下げてしまいます。 夜になっても脳や体が休まらず、副交感神経がうまく働かないため、疲労が回復しにくい状態が続いてしまうのです。
また、内臓の疲れも秋バテの大きな原因です。 食欲がなかったり、胃もたれしたりする時は、内臓が疲れて正常に働けていないサインです。体のダルさや消化不良は、内臓の不調から来ているケースが少なくありません。
まずは、この「睡眠」と「内臓」にアプローチするセルフケアから始めてみましょう。
今日からできる!睡眠の質と内臓機能を高めるセルフケア
1. 寝る前の「3つの温め」で質の良い睡眠を
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温かい飲み物を飲む: 寝る1時間ほど前に、温かい牛乳やハーブティー(カフェインレス)をゆっくりと飲むと、体が温まりリラックス効果が高まります。
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足湯をする: 40度前後のぬるめのお湯に足をつけることで、全身の血行がよくなり、副交感神経が優位になりやすくなります。
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お腹を温める: 寝る時に腹巻をしたり、カイロでお腹を温めたりすると、冷えから内臓を守り、リラックスして眠りに入りやすくなります。
2. 「内臓の疲れ」にアプローチする食事のコツ
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消化に良い食事を選ぶ: 胃腸が疲れている時は、脂っこいものや冷たいものを避け、おかゆや温かいスープ、煮物など、消化の良い食事を心がけましょう。
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旬の食材を取り入れる: カボチャやきのこ、サンマなど、秋の旬の食材は、体を温めたり、ビタミンやミネラルを補給したりするのに最適です。
セルフケアだけでは届かない「根本的な疲れ」
ご紹介したセルフケアは、毎日の体調を整えるためにとても有効です。 しかし、 「試してみたけれど、やっぱりだるさが取れない…」 「朝起きるのが辛いのは変わらない…」 と感じていませんか?
それは、体の歪みや背中・首の深刻なコリが原因で、自律神経が根本的に疲弊しているからかもしれません。 日々のデスクワークやスマホの使いすぎによって、背中や首の筋肉はガチガチに固まり、神経の流れを妨げてしまいます。
当院の「自律神経調整」の施術は、手技と鍼灸を組み合わせ、セルフケアでは届かない深部の筋肉やツボにアプローチします。背中や首の緊張を緩和させることで自律神経の働きを整え、疲れが取れやすい体へと導きます。
秋バテの症状がなかなか改善しない方は、ぜひ一度、当院にご相談ください。